令和4年度 興津小学校地域防災について
近い将来予想される南海トラフ地震による津波と土砂災害に備え、海岸部に位置する興津小学校地域ぐるみ学校安全体制整備推進事業を展開し、減災を基本とした取り組みを進めています。
1月31日・2月9日 興津ぼうさい探検隊【3・4年生】
3・4年生は、興津地区自主防災組織会長船村覚さんと四万十町危機管理課芝野さん・岡村さんのお話をうかがいました。お話を聞いたことについて質問したり、防災クイズを解きながらテントや非常食の準備を経験することで、興津地域の防災意識を高めていくことの大切さを学ぶことができました。
1月26日 下校時避難訓練
15時50分一斉下校、16時に流れた訓練放送を受けて、児童は物が倒れてこない場所で、ランドセル等を持った状態でも身を守る行動をとることができました。その後、避難の放送を聞きすばやく最寄りの避難場所をめざして避難することができました。
昨年度末の興津中学校閉校に伴い小学生だけの下校時避難訓練となりましたが、全校児童19名が参加し、自分のいた場所から一番近い避難場所に避難することができまいた。
ご協力いただいた地域の皆様、ありがとうございました。
12月6日 避難場所めぐり(2)
興津地区には15の避難場所(避難所を含む)があります。その中から今回は1号タワー、4号タワー、2号タワーを中心に学習しました。
避難場所では、避難場所の工夫や改善について一人一人が気づいたことを縦割り班で紹介し合う予定でしたが、風が強く学校に帰って図書室で交流しました。避難場所での防風・防寒について、考える機会となりました。
12月5日 火災訓練
家庭科室から出火した場合の火災避難訓練を行いました。訓練後は「消火体験」を行い、火災から身を守るための実感を伴った訓練となりました。
11月17日 登校時避難訓練 持ち出し袋(避難袋)説明
午前7時45分ごろ、地震発生を知らせる放送が流れました。放送と同時に登校中の児童は自主的に身を守る行動をとり、揺れが収まる放送が流れると避難場所に向け避難を開始することができました。
大人の指示待ちにならず、避難行動をとることができたのは日頃の防災学習の成果の表れであると捉えています。
各避難所に全員集合したことを確認した後、大人の指示がなくても自主的に避難できたことをほめました。
また、興津小学校では在校中被災した場合、第一次避難を向山避難場所と決めています。そこで、年度に2回中身の入れ替えを家庭で行い避難所の倉庫に子ども一人一人の持ち出し袋を常備するようにしてます。避難所で過ごす間、自分が必要とするものを家族で考えて用意することで、防災意識を高め災害に備えたいです。
11月9日 第2回興津地域ぐるみ学校安全体制整備推進委員会
感染症拡大防止対策をとり、今年度第2回目の興津地域ぐるみ学校安全体制整備推進委員会を行いました。本年度前期の取組を振り返り中間検証を行いました。地域の方を巻き込んだ活動が難しい時期ですが、たくさんの方に集まっていただき交流できたことがうれしかったです。
また、ご指導いただいている京都大学巨大災害研究センター矢守克也教授には、ZOOMを通して参加していただきました。
11月5日 避難路清掃
避難路清掃を行いました。防災意識を高め地域に貢献する心を育てることを目的に毎年行っています。興津中学校の閉校に伴い小学校だけの参加となり少人数での取り組みとなりましたが、協力して取り組むことができました。また、保護者の方や地域の皆様にも参加していただきました。
今回も新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、卒業生や地域の方に参加を呼び掛けることが出来ませんでした。来年度は、保護者や地域の方の協力を求めると共に、窪川中学校に通う地域の中学生の参加も呼びかけ、「自分のいのちは自分で守る」防災文化を築いていきたいと思います。
11月2日 シェイクアウト訓練
高知県一斉に取組むシェイクアウト訓練が実施されました。
訓練放送と共に、どの教室でも机の下に入り対角線に机の脚を抑えて身を守る姿勢をとることができました。
10月13・20日 興津防災「パワフル ウォーキングマップ」
5・6年生は、健康づくりにつながる防災マップをまとめる学習をしました。6名がそれぞれに役割を分担し、タブレットで原稿を書きながら一つの防災マップに仕上げていきました。

7月9日 防災参観日
各学年で、防災についての授業を行いました。
授業後は、京都大学防災研究所教授 矢守克也先生に「臨時情報」についてお話をしていただきました。児童からの質問にも答えていただき、分かりやすかったです。
6月27日 地震・津波避難訓練(休み時間)
自分の命は自分で守る力を身につけさせるためには、様々な場や状況を想定しての避難訓練を実施することが重要です。今回は、休み時間中に発災した想定です。
緊急地震速報とともに、子どもたちは物が落ちてこない・移動してこない・倒れてこない場所を素早く見つけ、身を守る行動をとることができていました。そして、避難指示の放送から向山避難所に10分以内で全員避難することができました。
また、訓練後には避難する可能性が最も高い避難場所に設置されている「防災倉庫」にマイ非常用持ち出し袋を保管する活動も行いました。命を守るために事前の備えをすることも大切です。
今後も、様々な場面を想定しながら安全で効果的な避難訓練に取組んでいきます。
6月24日・7月15日 興津防災「パワフル ウォーキングマップ」
5・6年生は、昨年度の高齢者体験の気づきから健康づくりにつながる防災マップをまとめる学習に取組み始めました。防災マップの対象者やキャッチフレーズ等をを決め、フィールドワークに出かけました。
5月10日 避難場所めぐり
興津地域には15か所の避難場所・避難路・避難タワーがあります。子どもたちには、地震津波が発生した際には、自分の判断で適切な避難場所を選択する力が求められます。そのためには、まず15か所の避難場所等の情報を常に最新のものに更新しておく必要があります。その取り組みが避難場所めぐりです。今回は3つの地区のうち小室地区の避難場所である、御室避難広場(1)忠霊塔と小室避難場所(2)を訪れました。
グループ学習では、上級生が教科リーダーとして(1)避難路での工夫(2)問題点や改善点について意見交流を進めていきました。
4月28日 起震車体験
本体験活動は、揺れに対する疑似体験を通して、身を守る姿勢を取ること、家具固定など日常の揺れへの備えを高めることをねらいとしています。興津地区は、南海トラフ地震が発生した際には、震度6強の揺れが想定されています。ゆえに毎年、その揺れを体感しておくことは、自分の命を守る力を育む上で、極めて重要な活動であると考えています。
4月22日 地震津波避難訓練
本年度最初の地震津波避難訓練を実施しました。子どもたちが自分で考え、判断し、その時・その場で正解を生み出せる力を身につけさせるためには、いろいろな選択肢を提供しておくことが重要であると考えています。
学校から向山避難場所まで、全員が8分で避難できました。地震発生から15~20分で30cmの津波が来ると言われています。今回も、本気度100%の子どもたちの姿に大きな手ごたえを感じました。
4月11日 1・2年生向山避難所の確認
1年生は、入学してすぐに学校近くの向山避難所への避難路を確認します。
どんな時でも揺れたら高いところに避難することを学びました。