本校は、“日本最後の清流”四万十川が遊歩道を隔てた敷地南側を流れ、周りを美しい山々に囲まれているという自然に恵まれた小学校です。

明治７年の開学以来、昭和１０年に「昭和尋常高等小学校」と“昭和”を冠する校名に変更するなどして、現在に至っています。職員用玄関の左右の壁際に飾られている「クマタカのはく製」と、１８６０年という江戸時代終焉間近の植栽の「杉の木の輪切り（年輪）」が、歴史と伝統の重みを醸し出しています。

　昭和っ子は、素直で真面目な頑張り屋の子どもたちばかりです。児童用玄関の左右の柱に貼られた「元気に登校」「笑顔で下校」の彫刻文字のとおり、学校生活を楽しんでくれています。

　校長として３年目を迎えていますが、可愛い子どもたちと保護者、地域の皆様そして、１１名の教職員と素晴らしい方々に囲まれて、時に支えられ、鍛えられ、日々成長させていただいています。改めて御礼申し上げます。

　平成から令和に時代は変わりましたが、“昭和”という時代や（四万十町）昭和地域の良さを失わず、一方でグローバル化し、ＡＩ(人工知能)やロボット等に代表される第４次産業革命が急激に進展するこれからの社会に対応できる教育実践を積み重ねていきたいと思います。

　保護者、地域の皆様また、本校をご支援いただいている多くの皆様、本年度もどうかよろしくお願い申し上げます。

【四万十町立昭和小学校長　　山岡 史子】