本校、正門横に掲げてあるプレート(下の写真)をご存知ですか?
これは、平成24年6月に、本校がユネスコスクールとして加盟を認定された際に、ユネスコスクールの証として贈られたものです。
(参考:ユネスコスクール公式ウェブサイト www.unesco-school.mext.go.jp )
ユネスコスクールとはどういう学校でしょうか?
ユネスコスクールは、ユネスコ憲章(※1)に示されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールをESD(持続可能な開発のための教育)の推進拠点として位置付けています。世界181か国で11000校以上のユネスコスクールがあります。
2018年10月現在、日本国内では、1116校(幼稚園、小・中・高等学校及び教員養成学校)がユネスコスクールに参加しています。「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」が始まった2005年から飛躍的に増加しています。
ユネスコスクールの活動目的
- ユネスコスクール・プロジェクト・ネットワークの活用による世界中の学校との交流を通じ、情報や体験を分かち合うこと
- 地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指すこと
ユネスコスクールの4つの基本分野
- 地球規模の問題に対する国連システムの理解
- 人権、民主主義の理解と促進
- 異文化理解(国際理解教育)
- 環境教育
などのテーマについて質の高い教育を実践する学校です。
(※1)ユネスコ憲章前文に、 「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
ユネスコは、この憲章前文にあるように、諸国民の教育、科学及び文化の協力と交流を通じた国際平和と人類の共通の福祉の促進を目的として昭和21(1946)年に創設された国際連合の専門機関です。
持続可能な開発のための教育(ESD)
持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)は、私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びです。
ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です。
ユネスコスクールとESD
「暮らす」の観点から
- 自分たちが住む町の文化や人のつながりについての学習
- 自分たちが住む町の防災に関する学習
- 自然がもたらす恵みや災害に関する学習
- エネルギーの大切さや環境問題についての学習
「食べる」の観点から
- 自然の仕組みと食の関係についての学習
- 季節や地域の文化と食べ物の関係についての学習
- 食料の生産、輸送、消費を通じた国内や世界のつながりについての学習
- 食と健康の関係や食の安全に関する学習
「生きる」の観点から
- 身近な生き物の観察や、生き物の分布の地域比較を通じた、生き物と環境のつながりに関する学習
- 私たちの生活と生態系のつながりに関する学習
七里小学校では・・・
本校では、将来子どもたちが、そのまた子どもや孫に囲まれて幸せに暮らせるために、子どもたちの生涯をイメージして、
「今つけておくべき力をどうつけるか」
に関して、ESDの視点でとらえなおして取組を行っています。
また、地域や学校の実情に合わせて、4つのテーマを決め、各学年に応じた内容で取り組んでいます。
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