第2次四万十町環境基本計画の策定について
本町では、平成18年3月に施行した「四万十町環境基本条例」に
基づき、平成24年3月に「四万十町環境基本計画」を策定、平成30
年4月に中間見直しを行い「四万十町環境基本計画−改訂版−」
(以下、「第1次計画」という。)を策定しました。第1次計画で
は、望ましい環境像として、「山・川・海 自然が 人が元気で
す 四万十町〜日本が誇る四万十川流域の環境づくり〜」を掲げ、
その実現に向けて環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計
画的な推進を図ってきました。
しかしながら、第1次計画の計画期間中には、地球温暖化に伴う
集中豪雨や猛暑日の増加、海洋プラスチックごみ問題や食品ロス問
題、外来生物の侵入や有害鳥獣被害の拡大、人口減少・高齢化の進
展など、環境を取り巻く様々な課題が顕在化してきました。
世界においては、平成27年に持続可能な開発目標(SDGs:エス・
ディー・ジーズ)を掲げる「持続可能な開発のための2030アジェン
ダ」や気候変動に関する国際的枠組みである「パリ協定」の採択な
ど、世界を巻き込む国際的合意がなされ、環境を取り巻く社会情勢
が大きく変化しています。
国内においては、令和2年10月の菅前首相所信表明演説におい
て、令和32年(2050年)までに温室効果ガスの排出量を全体として
ゼロにし、脱炭素社会の実現を目指すことが表明され、地球温暖化
対策の拡充に向けた動きが加速しています。
これら多様化する環境問題や環境を取り巻く社会情勢の変化に対
応していくためには、町民一人ひとりが環境にやさしいライフスタ
イルへの転換を進めるとともに、町民・事業者・町のすべての主体
が協働して、環境への負荷の少ない持続可能な社会を築いていくこ
とが、これまで以上に必要とされています。
このような背景の下、第1次計画の計画期間が令和3年度末をもっ
て満了することから、本町の環境に関する課題を見つめ直し、今後
の新たな10年間を見据えた環境の保全及び創造に関する施策の指針
として、「第2次四万十町環境基本計画」を策定しましたのでお知
らせします。

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