四万十川流域の文化的景観(大正奥四万十区域) 4
担当 : にぎわい創出課 / 掲載日 : 2012/03/28
22 サワタリ橋
所在地 | 大正中津川 |
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管理者 | 四万十町 |
サワタリ橋は、梼原川の支流・中津川に架かる小さな沈下橋で、中津川本村と対岸の水田や河内神社、茶堂とを結んでいる。また、かつては、中津川本村と大正大奈路、木屋ヶ内、下津井へ至る尾根上の「やたて街道」に通じ、中津川集落と集落外とを結ぶ重要な場所でもあった。集落の大半が藩政期は御留山として、明治以降は国有林として管理されてきたうえに平地が少ない山間にあって、対岸に開墾された水田は山村集落における生活・生業を支える貴重な耕地である。現在、町道中津川1号線として管理され、対岸の耕地や信仰の場であるとの往来を支えており、山地農地を基盤とした生業を続ける集落住民に欠くことができない存在である。
架橋年度 | 昭和39年頃 |
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橋脚 | 鉄筋コンクリート造・橋脚3本 |
橋長・幅員 | 橋長22.2m、幅員2.3m |
23 町道中津川成川線
所在地 | 国有林4013林班先〜大正中津川770-15先 |
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管理者 | 四万十町 |
町道中津川成川線は、町道大奈路中津川線から成川山や木戸木山国有林に通じる道である。中津川の奥山の国有林から木材を搬出するための林道として整備され、町道に引き継がれたものである。現在も、国有林をはじめ流域の林業経営を支える道として利用されている。